2009-01-01から1年間の記事一覧

31歳。

「きまってるさ。いい『しょうせつ』というのは、マリ子先生が『よくできました』と言って花マークを描いてくれて、それでみんなにほめられるような『しょうせつ』だよ」

季節の記憶

土曜日にパタゴニアン・オーケストラの面々や画家・中川貴雄氏らとバーベキュー。わけあってこの宴の一部の録音を起こしている。駄菓子屋で万引きした話とか、小学生でこづかい出しあってはじめてエロ本買った話とか、バカ話ばかりでぜんぜん本題にたどり着…

オール・オーヴァー

メモ1。ロスコ展を見てきた友人との話で、うろ覚えで「抽象表現主義」などと口走ってしまった反省から、コンパクトに美術史をおさらい(以下自分のための覚え書き)。 印象派から始まる「近代美術」。印象派―フォーヴィスム/キュビスム―戦前ヨーロッパ20世…

宿題とチョコレートあるいは株式会社と戦争

このところ枕もとにごく小さな段ボール箱をおいて、そのなかに文庫本や新書を何冊か入れておくようにしている。入りきらない単行本もかたわらにおくから、枕もとにはだいたい10冊くらい本があることになる。 わが家の寝室は和室(畳)で寝具は布団だから、サ…

メモ

/世襲議員はノーなのに二世タレントをもてはやすこと。拝金主義が批判されることと野球の勝ち越し負け越しを貯金借金で表現すること。犯人は男(女)で被害者は男性(女性)であること。 /借り物だったので残念だけど、ようやく読んだ浅野いにおのマンガは…

This is the last song.

公開されたときに劇場で一度観ただけなのでうろ覚えというかことストーリーに関していえば全然覚えていないのだけれど、ふと人のブログを見ていたら「ダンサー・イン・ザ・ダーク」についての文章があって、 冒頭のシーンを確認するためにネットで少し調べた…

土曜の夜の前後

土曜の夜のことはなぜかおぼろげで、うまく書けない。その日の昼は、「杉本博司 歴史の歴史」展を見に行ったら、美術館のそばにビーチバレーの大会会場が。思いもかけず、浅尾美和とすれ違った。そういえばさっき、「道空けて下さーい」と警備員が言ってたよ…

「露骨さ」への違和感(つづき)

“「即効性のあるものだけ」が有効な世の中”というのはたしかにそうだけれど、ぼくが「グロテスク」だとおもうのは、要するに「じぶんもその事態に加担している」という感覚が、みんな欠けているのではないか、ということだ。 友人の挙げたいまのクイズ番組*1…

「露骨さ」への違和感

ちょっとうまく書ける自信がないのだけれど、どうしてかスイッチが入ってしまったので書くことにする。 スマップの草なぎ剛の事件ともいえないできごとの報道のされ方に腹を立て、「もうテレビは見ない」といった友人がいたけれど、ぼくは別に以前からテレビ…

定義集「おもしろさ」

つまらない本を読んで(映画を観て/音楽を聴いて/絵画を見て、etc.)、その感想を書くのはバカだと思う。そんなことをして、何がおもしろいんだろうと思う。 読んで時間をむだにしたのに、またぞろむだな時間を費やして、「それを読んだ時間がいかにむだだ…

晴れた日は学校を休んで

昨晩は遅い帰宅ののち4時近くまで本を読んでしまって(米澤穂信、すごい)、朝はねぼうしかけて3分で着替えて職場にダッシュ、夜になった今は、やるべきことは身体と頭が働かないのでやれそうになくて、そのひとつが今度盟友パタゴニアン・オーケストラとと…

考えてみればかなしいことなんかじゃない

けさ忌野清志郎の死を教えてくれた人が、昔ぼくに作ってくれたMDに入っていた曲のひとつがハイポジの「かなしいことなんかじゃない」で、さっき車のなかでiPodのじぶんで作ったプレイリストから、「きみがこわがるから/口笛ふくのはもうやめにした」ともり…

僕らわしづかみ。

昨日(4/29)のこと。4/30、5/1は通常勤務のため、GWとはいえ普通の休日。午前遅くに起きて、昼から妻と外出。近所のTSUTAYAでレンタル落ちCDを物色、5枚をチェックするが、それを購入する前に、雑誌コーナーで今日の目的であった『考える人』(特集「ピアノ…

ねたあとに、ねるまえに

「ねたあとに、ブログ」にも書きましたが、「ねたあとに、Vol.002」おかげさまで無事終了しました。来てくれたみなさん、ありがとうございました……というオフィシャルなお礼や報告はイベントブログにゆずるとして、少し裏話(?)を。 「ねたあとに、」とい…

寝る前に

「ねたあとに、」Vol.002、4/24(fri.)開催!!

ねるまえに

昨日は仕事から帰るなり寝不足で眠くて早く寝ようと思ったからやらなければならないことをやったあとすぐに夜10時頃には床について、寝る前に何か読もうと思い、「最近あまり読まないような本を、できれば小説以外で」というようなことを考えながら本棚から…

百年の孤独

この4月から始まった、朝日新聞の読書欄の「百年読書会」という企画(重松清をナビゲーターに、古今の名作を読者とともに読み返すという投稿コーナー)に乗っかることにして、太宰治の『斜陽』を読んだ。20代前半に読んでいらいたぶん2回目。 私は二十九のば…

ツバメのように軽く鮮やかに/a girl like you

くつしたのような生き方のすすめ

全和歌山県民の羨望の的(?)、南紀白浜のキッチュな名所、ホテル川久でランチ、プール、温泉。妻のお姉さんが招待券をプレゼントしてくれたのだ。 写真の通り「メルヘン」かつ「デカダン」な、奇妙で豪奢な建物、内装。車で着くなり駐車スペースに係員が誘…

すてきな三にんぐみ/なにをもってるかじゃなくてなにをほしがるかだぜ

ターニーと作戦会議。 じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん・・・(かうんとだうん)。 ブロッコリー、マダム・リーの。 繰り越しました。

記憶の増大2009

昨日音友ターニーがDJミキサーを貸してくれて(ありがとう!)、今まで使っていたのと繋ぎ換えの作業をしていたら、「片付け熱」に火がついてしまって、やらなければならない別の大事な作業を明日に回すことにして、押入れをひっくり返して夜じゅう片付けを…

「自分から用のある人は、ひとりもいないから」(!)

本を読んでも読んだはしから忘れていくから、「読む体験だけでいい」と思っていても何か残ったら、と思うから、「抜き書き」というのを断続的に、今は思い出したようにときどき、やっている。しばらく前に友人に借りた本は、気になったところに付箋をたくさ…

夢を持たないと現実が直視できる

最近は結婚後の「お小遣い制」という制約があるために(しかしそれも有名無実化しているじゃない、と妻には結構指摘を受けるのだが)、自由には本が買えないということもあるのだけど、買うときには外れのないように選んでいるために、買って読んで「ハズレ…

こんな季節を遊びたい 君をそばにおいて

2009年4月4日(土) 昨晩から妻の実家。といっても、今の住まいから高速に乗らずに50分で着く。車の中ではふたりとも寡黙だ。 「まっちゃん、なんか“オモシロ話”してよ。」 わざわざ言ってみる。 「“泣いてもいいですかー。”」 付き合う人付き合う人、“こわ…

「まずいラーメン食ってみたりするのもさ、なんかオモロイじゃんよォ」とハル子は言った

大学のときは自主映画制作を行う映画部にいたにも関わらずぼくはあまり映画を観ない。自己認識では映画は「好き」だし、観れば観るのだが、二時間という時間をかけることに億劫になっていて、なかなか見始めることができないのだと思う。実際、観る頻度でい…

シカゴ(病み上がり)

昨日はDJイベント「ねたあとに、」の記念すべきVol.1で、お客さんの入りも自分のDJもまだまだこれから、という感じでしたが(ターニーのDJはやっぱりかっこよかった!)、そのことはまた「ねたあとに、ブログ」に書くとして、その場にイベントとは無関係にデ…

「可愛きものよ、汝の名は達磨なり」と彼女は言った

デジタルメモ帳「ポメラ」を買っていらい、めっきりパソコンを開く回数が減ったのと、ここ数日の風邪ひきで、ぜんぜん日記を書いていないのだけど、書かないでいると書くことがなくなってくるというか、何を書いていたのかわからなくなっている。 「あの人」…

驚きと感謝込めて

先日、「FishmansNightOsaka2009」というイベントを仲間たちとやるために大阪に行ったのだけど、そのときヨドバシカメラでお買いもの。写真は「ポメラ」。「パソコン!? いいえ、“メモ帳”です。」というキャッチコピーのとおり、テキストファイル(.txt)を編…

告知

音友のターニーと今度始めることになったDJイベント、「ねたあとに、」のブログを作りました。 バーの通常営業のなかでやるイベントで、タイトル通り(?)、ゆったり、まったりしたイベントになるんじゃないかと思っていますが、ディープなヘンタイのターニ…

ディシプリンと記憶の「際」

ぼくが大学で通った学部は「国際文化学部」という。このテの学部は、「学際」の名のもとに一世を風靡(?)したけれど、内実はからっぽだった。わが学部による、「国際文化学」の英訳は「cross cultual studies」で、言いたいことはわからないではないけれど…