2013-01-01から1年間の記事一覧

H25.12.21 Patagonian Orchestraの新曲に寄せて

空に浮かぶ星が消えて 夜が終わる頃 空っぽの部屋に街の音 響き渡る思い出せない約束と たくさんの嘘が 静かな街のこの道を 通り抜ける僕ら旅の途中 あの日のドアは開けたまま 春の匂いがして 新しい朝に包まれる空に浮かぶ星が消えて 雨の音がして 空っぽの…

2013年11月に観た映画

11月に観たのは下記の25本。今月は節操なく観たつもり。どれも面白かったけど#01〜06はとくによかった。なかでも『さんかく』は素晴しくて、主演の高岡蒼甫が最高でした。こんな役をこんなふうにできる役者は他にいないと思う。あとはやっぱり『ゾンビランド…

都都逸はじめました。

(Wikipediaより) 都々逸(どどいつ)は、江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された口語による定型詩。七・七・七・五の音数律に従う。 元来は、三味線と共に歌われる俗曲で、音曲師が寄席や座敷などで演じる出し物であった。 主と…

2013年10月に観た映画

10月に観たのは以下の18本。すべて自宅で、他に『風立ちぬ』3回目を家族といっしょに映画館で観ました。以下の順番が順位ですが、どれも面白かったです。今月は、自分が好きなのがわかったのでラブコメをかなり観ました。なかでも#01、#02、#03は素晴らしか…

2013年、1〜9月までに観た映画ベスト10

★2013年、1〜9月までに観た映画ベスト10 #01 デヴィッド・O・ラッセル『世界にひとつのプレイブック』Silver Linings Playbook(2012) #02 マイケル・チミノ『サンダーボルト』Thunderbolt and Lightfoot(1974) #03 カン・ヒョンチョル『サニー 永遠の仲…

2013年9月に観た映画

9月に観たのは以下の7本(#が一応の順位)。正直ぜんぶ面白かったです。だんだん自分の好きな映画の傾向がわかってきたような。それもあんまり観てなかったときに自分が思ってた「こういう映画が好き」という認識と違うような。#01 リチャード・J・ルイス『…

2013年7〜8月に観た映画

7〜8月に観たのは以下の16本。一応#が順位だけど、今の気分で、という程度。上位はどれも面白かったです。とくに風立ちぬとかベルフラワーとか狂ってたな。#01 宮崎駿『風立ちぬ』(2013) #02 ビル・コンドン『愛についてのキンゼイ・レポート』Kinsey(200…

見ることと、少しの意志 ーパタゴニアン・オーケストラのJポップー

・土曜日に、たまたま大阪にいたのでパタゴニアン・オーケストラのライブを見れました。今日大阪から阪和線〜紀勢線に乗って帰ってくる「くろしお」のなかで、あの素晴らしい曲を聴いて思ったことを少し書いてみました。正直、この文章はあまりうまくないけ…

2013年6月に観た映画

6月に観たのは以下の17本。すべて自宅でDVDかテレビの録画かiPadで。#は順位だけど、今日(6/30)の時点での印象といった程度で、正直全部面白かったです。テイクディスワルツとかクレイマクレイマーとか、こういう話は自分に突き刺さりまくるけど好きみた…

2013年5月に観た映画

5月に観たのは27本。すべてDVDかiPadで。むりやり順位などもつけてみた。もともと映画はあまり観ないので、自分の好みがよくわかってなくて、小説なら2位に入れた『太陽』みたいな、日常とか小さな世界でのおかしみを淡々と描いたようなものが好きで『太陽』…

大学生の頃に映画館で観た映画リスト(1997年4月〜2002年3月)

最近映画ばかり観ているので、なんとなく、昔どんな映画観てたかな、と思って記憶を辿って、ウィキペディアの「年度別日本公開映画」とかを使いつつ大学生の頃に映画館で観た映画を調べてみた。それが以下のリストで、たったこれだけ! 5年間で!! 見落として…

Fishmans Night Osaka 2013

フィッシュマンズ・ナイト大阪が今年も開催されます。 諸般の事情で、今年は大阪じゃなくて神戸での開催、時間帯はデイタイム(16時から22時)です。 わたしもDJとして参加します。 年々みんな忙しくなり、歳月を感じますが(そろそろみんなアラフォーか?)…

PLAYING THE ENEMY

モヤネの指導のもと、集まったピート・レティーフの末裔は二度にわたり声を張りあげ、ズールー語の歌を歌った。「いろいろな思いが渦を巻いていた」とモヤネは言う。「一九七六年当時のできごとや、刑務所に送られた友人や知人の顔が浮かんできました。みな…

ヤング・ジェネレーション(断片2)

「はじめぇ、父ちゃんにちょうだいそれ。」 朔の父親の声がする。 「だめー。」 「だめ?」 「は・っ・ちゃ・ん・の。」 「はっちゃんのか。おいしいそれ?」 「おぃうぃしぃ、よぉ。 だめぇー。だめぇー。だめぇー。」 繰り返す。歌うように繰り返す朔。カ…

ヤング・ジェネレーション(断片1)

ウタさんが会いに来たのは十一月の初旬だった。朔の初めての七五三の一週間まえで、まだまだシャツ一枚でも暖かい陽気だった。ウタさんは夫から聞いて想像していたより大柄の美人で、ひいき目に見てももてる風情ではない夫がときどき連れてくる知り合いの女…

何も 浮かばなかったからって/何も してないわけでもなくて

世のなかにはいい音楽がたくさんあって、わたしのように受け身で月に二回宅配レンタルで届けられるCDを聴いているだけでもそれに出合うことができる。 昨日は仕事から帰ってきたらテーブルのうえに息子が握ったという「おにぎり」みたいな小さなカタマリが小…