2009-01-01から1年間の記事一覧

やらなきゃならないことをやるだけさ。

だからうまくいくんだよ。という大先輩の名言がありますが、なかなかうまくいかないもので、だから今日はまんがを買って、読みました。 よしながふみ「昨日何食べた?」三巻。やまむらはじめ「神様ドォルズ」一巻。カーステからはサンボマスター。 神様ドォ…

明るい未来

最近は心がふさいでいるので非礼をしています。というか、友人たちにいろいろ会ったり、話したりしたいのに、できない。ぼくはあなたを必要としているのです。そう言いたいんだけど(いや、元気ならなおさら、恥ずかしくてそんなこと言えないけど)。こうい…

彼女の想いで…

これでその人の日記を引用するのは二度目なのですが、mixiにある友人の日記がとてもよくて、本人の許可を得て転載します。「サブカルチャー」ということばの定義は作品について、作り手の想いより受け手の捉え方にフォーカスすること、ということなのですが…

そんな日々にも訪れる福音

ひさしぶりの日記がこういうのもあれなのですが、おもしろかった。最近はいろいろ悩んだりくさくさしているので、ちょっとよかったです。今日観てきた「エヴァ新劇場版・破」も観てよかった。

「ネコのちょいと兄貴だよ。」

バスを待っているとき/ぼくには本はいらない/君がいるから バスを待っているとき/ぼくにはウォークマンはいらない/君がいるから バスを待っているとき/ぼくには新聞はいらない/君がいるから バスを待っているとき/ぼくには何もいらない/君がいるから…

最近は何もしていない

最近は何もしていない。週末いらい本を読んでいないから、小説を読むことと書くことをしていないと自分の感覚としては「何もしていない」ということになる。仕事から帰ってくると出かけない。家は職場の敷地内にあるから、こういうのこそ「社会的ひきこもり…

さすらいの秘密

先ごろ出た文庫本で読みなおしていた青木淳悟「四十日と四十夜のメルヘン」(新潮文庫)を読み終わったので(併録の「クレーターのほとりで」はまだ)、部屋のなかの「近いうちに読みたい積ん読コーナー」に置いている本の中から大澤真幸「恋愛の不可能性に…

夏休み帰省日記:後編(8/15〜8/16)

15日。またしても8時前に起こされる。書き忘れていたが今回の帰省ではなぜかぼくは両親と同じ部屋で川の字になって寝かされていて、それはたぶん今回は兄夫婦も弟もいなくて帰ってきているのがぼくひとりだから部屋の掃除がその方が楽だからだろうけれど、だ…

夏休み帰省日記:前編(8/12〜8/14)

12日。往路は青春18きっぷ。8時ごろきのくに線××駅発。今回は妻は和歌山に残して、九州は佐賀の実家まで、ひとり旅。かばんのなかの文庫本は結局、中井英夫の「虚無への供物」(上下巻、講談社文庫)と、茂木健一郎「脳のなかの文学」(文春文庫)、エドガー…

夜は私たちのもの

今出ている雑誌「ユリイカ」の特集が菅野よう子だと知って読みたくなって、その前に聴いておこうと、ぼくにとっては菅野よう子といえば「攻殻機動隊S.A.C」なので、サントラの2を借りてきた。これに入っている「i do」という曲は、ぼくのオールタイムベスト1…

世紀の発見

友人の日記があまりに面白くて、本人の許可を得て転載することにします。少し似たようなことをいつか考えたことがあるような気がするけれど、ぼくは考えもしなかったことも書いてある。別の親しい友人はこれを読んでこう言っていました。「みんなへの手紙だ…

宴のあと/読書の実況中継

2009年07月26日12:27 昨夜はパタゴアン・オーケストラ主催のライブイベント、Happy Go Lucky Vol.3*1。パタゴニとチャトル・カッツェ・ストリングスバンドのカフェライブと中川貴雄くんのライブペイント。ぼくはスタッフと、パタゴニの演奏をバックに、作品…

旅には道連れ/批評の雑誌/ジャンベ映画/アーミッシュ/ふたりのともこさん/絵と音楽と写真と小説/泥のように眠る

日曜日。翌日に大阪で用事があり、前乗りして一日遊ぶことにした。朝早く出て、普通列車でまずは和歌山まで。電車のなかで素敵な女性を見つけて、 「旅の道連れ。」 と心のなかで思うことにする。わりとよくやる遊びで、ぼくにとっては電車のなかでは、女の…

The "Wrong" and Winding Road

近所の「CDも置いている」という感じでCDも置いている本屋の、ワンコインコーナーで3枚。700円。ネタンダーズ「子供は判ってくれない」、サニーデイ・サービス「NOW」、ジャネット・ケイ「ダブ・デム・シリー」(デニス・ボーヴェルによるダブ・ミックス盤)…

until daylight,before sleepin'

作品集「夜明けまで」特設サイト更新しました。「ねるまえに」完全版が読めます。 http://www.yoakemade.com/ リントン・クウェシ・ジョンソン。ここにもフルートが。

minor poet,dub poet

Amazonのマーケットプレイスでただみたいな値段で買えた、鈴木慎一郎『レゲエ・トレイン ―ディアスポラの響き』(青土社)をぱらぱらと。昔定価で買ったのに。論文集だが、まずタイトルがいい。「レゲエ・ボーイズというアイロニーの歴史と未来」「レゲエ/…

EYE,BRAIN,and BODY

7/11(土) 1. 友人たちのバンド「パタゴニアン・オーケストラ」とともに作った、音楽CDと小説本という、あまりない組み合わせの作品集『夜明けまで』。 その『夜明けまで』の、特設ウェブサイトを作りました(ごく簡単なものですが)。試聴、立ち読みができ…

Living in a material world, and I am a material girl.

ひさしぶりにこれを読んでみたら脱帽して感動してひっくりかえった。「あーこういう人には逆立ちしてもかなわない」「やっぱりこの人、小佐内ゆきじゃないだろうか。“小市民シリーズ”の」と思う(無根拠)。ここに取り上げられたもので、自分にもわかる範囲…

Strings of Life,Joy of Life

作品集『夜明けまで』収録の「美しさ(Joy of Life mix)」という小説を書くときに念頭にあったのは、この二曲でした。ぜんぜんそんな「感じ」は出てないかも知れませんが。しかし古いな。87年と92年だって。古びてはないんじゃないかと思うけど(よくわから…

A little boy,big city

「どこか違う国の話をするつもりはないわ。わたしは今ここにいて、目の前のあなたと話をしているのだから。」 こんどあの子に会ったらきっとわたしはそんなふうに話を切り出すのだろう。 そのように始まる言葉が、たとえお互いにとって苦い認識を強いること…

Dublin Confidential

好きに読む読書なら、小説だろうがエッセイだろうが評論だろうがハマればずっと読んでいられるのだけど、仕事なんかの「勉強のため」「試験のため」だと途端に集中力が続かない……。今日は一時間ちょっとでギブアップ。音友Tはエライなぁ、と改めて。 今日は…

Destination Unknown

運命に逆らって、昨日の新古書店へふたたび行って、『“少女神”第9号』を105円で。そのあと新刊書店で『ダブリナーズ』を買う予定だったのだが、その前についでに新古書店の店内を廻っていたら、中井英夫『虚無への供物』上下巻を600円でみつけてしまう。新刊…

太陽の光はほとんど垂直に砂の上に降りそそぎ、海面でのきらめきは堪えられぬほどだった。

一日、友人二人とフリマ出店。ぼくは本を一冊100円で数十冊、あと洋服を少し。売上は1700円ほど。売れないのはまあいいが、たいしてものが減らなかったな。とはいえ始めからあまり期待してなくて、ぼくが気にしていたのはどんな人にどんな本が売れるかだけだ…

神である彼の家に、人間が、わたしのように気軽に、入ってはならないのだが、わたし自身も神であり……

妻からの誕生日プレゼント。リクエストさせてもらって、池澤夏樹=個人編集 世界文学全集(河出書房新社)から、『アフリカの日々/やし酒飲み』(ディネセン/チュツオーラ著)、『暗夜/戦争の悲しみ』(残雪/バオ・ニン著)。 各2940円と全集としてはそ…

ミスター・TVプロデューサー

昨日からニュースZEROで「ありままの公立中学」という、公立中学校を一年間長期密着したというドキュメントをやっていて面白い。 カメラが入っているわけだから「ありのまま」なわけはないが、公立校でこういう取材をさせるのは色々な意味でおそらく大変なこ…

「ポケポケー」「ポーケッチュウ!」

きたーーーーっ。今日の昼休み。定額給付金の入金を待って購入した、佐々木中『夜戦と永遠』がアマゾンから届きました。6930円也(残りは物要りなので貯金しました)。本としては高いけど、一生の糧になるものがこの値段って、本って恐ろしく安いな、と思う…

面白い本を読むと勇気が出る。

「悩むより前にまずやってみろ」ということばが嫌いだ。「若いのに自分の意見を持っていてえらい」というのも。嫌いだ、というより、そういうもののいいかた、かんがえかたは間違っている。また、哀しみや歓びは、早く振り切ったり忘れたりして前を向くので…

意味を意図しないものが意図せざる偶然によって意味を意味づけられたのではなく意味が意図されたものが意図的な必然によって意味を意味づけられた

昨日書きたかったのはとにかくこの本が面白かったということだった。抜き書き(米澤穂信『さよなら妖精』創元推理文庫)。

「哲学的理由はないよ」

小説をよく読む人ほどそこのところを間違っている(というのがいいすぎなら勘違いしている)から一般的にいってあまり小説をよく読む人と話したくないのだが、普遍的だからリアリティが感じられるのではない。「こんな高校生いまどきいないよ」などといって…

「ほかになんかないの」

「あとは畑でおしっこすることくらいしか思いつかないよー」