夜は私たちのもの

 今出ている雑誌「ユリイカ」の特集が菅野よう子だと知って読みたくなって、その前に聴いておこうと、ぼくにとっては菅野よう子といえば「攻殻機動隊S.A.C」なので、サントラの2を借りてきた。これに入っている「i do」という曲は、ぼくのオールタイムベスト10には入る曲です。とにかくかっこいい。美しい。

 菅野よう子については全然詳しくないのですが、なんかたぶん天才だと思う。こういうカンは当たる。というかカンでもなんでもなくて、たぶん知っている人はみんなそう思っているのだろうが、ぼくにとってはこういうアニメとかゲームの音楽を手がけている人のことは弟を経由で知って、弟のことはぼくは信頼しているから、間違いないと思うだけなのだけど。

 借りに行ったTSUTAYAで、知人の日記に書いてあるので知ったTVブロスのペラッペラで素晴らしい清志郎増刊号とこのCDを持ってレジ前に行ったら、レンタル落ちのワゴンがあってまたぞろ一枚100円で手が出てしまう。パティ・スミス・グループ「イースター」、トッド・ラングレン「サムシング/エニシング?」、ニュー・オーダー「ゲット・レディー」。いったいいつの時代なんだと思う。帰って「イースター」をかけて、ビコーズ・ザ・ナイトとかゴースト・ダンスとかロックンロール・ニガーとか聴いたら異常なテンションとかっこよさで(そういえば自分で買って聴いたの初めてだ)、こんなの100円で買ったらバチが当たると思った。ゴースト・ダンスは昔友人がやっていたバンド? ユニット? の名前でもあって、そいつのことも思い出した。