2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

朝、起きて、きみには言うことが何もないなら

夜が朝に変わるように

もう一つ、ダーウィンの進化論は「変化(進化)には目的も方向もない」ということをその主張の最大の中心にしている。 生きものが「何かのために」生きている、などという言い方は、生きものの行為の結果を観察した人間が見たことを表現するために、かってに…

……よ、あなたのことを思うよりほかに、意味のあることが世界にあるだろうか?

御用納で今年の賃金労働は終わり。貰っているだけの働きをしたのかどうか、働きと貰いのバランスがどうなのか、自分ではわからないが、とにかく今日は早々と切り上げて帰宅すると珍しく妻が寝てしまっていて、「作るっ。」というのを制して久しぶりの外食。…

今日の気分で明日が決まるのなら

せっかくだからざっくりとでも今年を振り返るということで、こういうブログで広く行われているであろう、様々なジャンルのこの一年のベスト・オブ・ベストのようなものを自分も考えようかと少し前まで思っていたのだが、全然それをする気が起らないのは、本…

ありふれた言葉

昨日、今日と年賀状をがりがり書く。年賀状を書くようになったのはこの数年で、書くようになったといっても一昨年まではせいぜい十数枚だったのだが、結婚した昨年から、ずっと増えてぼくの方だけで40枚くらいある(でもたったそれだけ!)。 たったそれだけ…

メモ

ニュースショーを見て憤るくらいなら、見なけりゃいいじゃないか? とはいうけれど、それを見たから気づくこともある。 あなたの話を聞いて初めて気づくことがあるように。 人間ごとにばかり目が向けられる世界に、描かれるものと、描かれないもの。 お前は…

言い足りなさを言葉にする

来年の目標は、「言い足りなさを言葉にする」。 刹那的なものへの愛を若さとか青さとかいうのだとしても、折にふれてそんな歌が好きになったり、そんな歌のために生かされたり、それによってまたそんな歌を聴いたりする。 「明日がくるまでせめて、楽しくし…

We Have a Theme Song.

だいたい年に1曲か2曲、「アンセム!」と思う曲があって、その「アンセム」というのは昔友人たちが使っていた言い方で、英語のanthemというよりまあ「名曲」くらいの意味なのだけれど、その使い方と響きがよくて、それからずっと個人的に(僕なりの使い方で…

ユメ十夜 #2

「菊地成孔の色々な名義での音源が一堂に会したサイトがあって好きなものを購入してダウンロードできるのだが、いざ、「ダウンロード」のボタンを押すとエラー画面が出てダウンロードできない。」 今朝見たその夢は、パソコンのモニター画面だけの夢だった。…

生のゆくえとしての死、けど、そんなことはどうだっていいだろ?

昨日書いた夢日記は書いたとおりの夢で、その「死」の焦燥感を出すための書き方としての、ぼくのいつものまだるっこしい書き方ではない、文節の少ない、現在形を多用した文章なのだが、それで夢のなかでの焦燥感を十全に表現できているとは思えない。 という…

ユメ十夜 #1

昨日だったかおとといだったかに見た、印象的な夢のなかでは、ぼくは今まさに死ぬ直前であり、迫りくる死を、避けられないものとして予感していた。けれど死ぬ直前、あるいはその瞬間まで痛みや苦しみはまったくない。死ぬ、ということだけがわかっている、…

人に言えない習慣、罪深い愉しみ。

この日記やmixiなんかでは、読んだ本や聴いた音楽、観た映画・絵なんかの「レビュー」は書かないと決めていて、それは安易なひとことで済ませたくないし、「レビュー」という頭の使い方でそういうものに接したくないからだけど、代わりに、というよりも自分…

「写真には写らない何か」とか。

へらへらと過ごしているようでも浮き沈みや揺れ、上下動はあってせっかく休みを取ったのに、朝から畜生も食わないらしい諍いでひとり外に出たり、海辺の車中でひとり昼過ぎまで、昼からはふて寝。 夜は夫婦共通の友人が遊びに来てくれて、遅くまで話し込む(…

行きつ戻りつ

へらへら過ごしているようで気分としてははっきりと停滞していてその理由もはっきりとわかっているのだけど、これがまたなかなかうまく行かない。10月上旬から11月初めまでの約1ヶ月、「浅く潜っている」と感じていたときの感じとは全然違っていて、あのと…

屏風浦のあの娘は笑う(煙樹浜Ver.)

ナイト・ランにうってつけの日

ひさしぶりのジョギングで、行きは愛すべきBig Nose、ターニーがくれたCDのなかからBlast Headの「Land Scape」を聴きながら。キラキラしたウワモノと抑制の利いたビート、こういうのは19歳でフィッシュマンズに出会って以降生理的に一番好きと言ってもいい…