窓の外を見ると

わたしは今、朝七時頃起きて自分の朝食を作って食べ、そのあとストレッチ。午前中は小説を書き、昼食をわたしか家族の誰かが作ってそれを食べる。昼食後二時くらいまでは本を読んだりウクレレの練習をして、二時頃から三時頃にかけてコーヒーメーカーで家族三人分のコーヒを入れて飲む。それから市立のスポーツジムで筋トレとスイミング、六時頃帰ってきて夕食を家族とともに誂えて食べる。22時から23時頃までテレビを観たり本を読んだりして過ごし、アロマオイルを使ってセルフマッサージをして0時くらいまでに寝る。というような生活をしています。

30代の男性としては特異な日常ではないかと思います。仕事をしていないから。小説を書いているけれどわたしはデビューしていないから小説家ではなくて、それがお金になっているわけではなくだからそれは職業ではありません。仕事は休んでもう半年近くになり、家族と書いたのは両親で今はわたしは実家に暮らしています。今は、と書いたのは結婚していて子どもがいるからで、色々な理由により妻子と別れて暮らして数ヶ月になるところです(離婚しているわけではない)。

休みはじめて半年、実家に来て数ヶ月でわたしがこういう日常を過ごしているのは、今していることは全てわたしがしたいことだけなのだ、ということに、ここ数日で気付きました。もちろん全ての欲望に忠実に、欲望を全て叶えているわけではありません。そんなことをしていたらお金がいくらあっても足りませんし、法律を犯すことにもなりかねません。まああえてそんなことはしないとしても、今一緒に暮らしている両親の日常や都合もあり、それに合わせていることももちろんあり、それは家族や同居人がいる全ての人がそうだと思いますが。

それでもわたしが今していることは、全てわたしがやりたいことで、そう考えると、わたしは今とても幸福だといえるんじゃないのか?と思っています。(もちろん不安はたくさんあります。このまま復職できなければ職を失うでしょうし、うまくいって復職したとして、以前と同じように働き続けることができるのか、というより以前と同じようにまたうつになって働けなくなってしまうのではないか。あるいはこうなる以前と同じようにまた生活できるのか、それがいいことなのか。自分の望まない結果になってしまう可能性もあると思います。)