たのしいことばかりありますように

　朝から入念に、自分の身体をマッサージしながらシャワーを浴びて、ストレッチをした。それから、ユーカリとティートゥリーのエッセンシャルオイルをブレンドした化粧水とスプレーを身体に。朝食にはキュウリの浅漬けと生野菜（タマネギとゴーヤ、セロリ）を刻んでマヨネーズと粒マスタードで和えて、焼豚を載せたパンを一枚、焼いて食べた。そしてこれを書き、そのあとは父に頼まれた手紙の代筆をする予定だ。代筆屋。『her／世界でひとつの彼女』みたいに。
　こんな日がずっと続くわけではない、ながい人生のエアポケットのような時間。でもエアポケットだからといって、ただ「休み時間」なのではなくて、今もまた、ながい人生のなかの平等な時間のひとつ。
　ここに今こうしていることも、それまでわたしが歩んできた道も、すべてわたしが望んでそうなったことだ。いいことも、わるいことも。
　コジコジに似た友人から、昨夜わたしが書いたメールへの返事が来たり（このタイムラグが、嬉しかったり）、父が朝から5キロの散歩をして、ゴーヤチャンプルーを作って食べていたり（朝ごはんは各自作って食べる習いだ）。
　父の手紙ではない、自分が午後に書く手紙の内容を考えたり。
　今はそうやって一日が始まる。
　今日も、
「たのしいことばかりありますように。」