2015年1月1日

「今どきの風力発電所は筒状のカンバンに大きく「風力発電所」と書かれていてそれが日曜大工というか、子どもが日曜日にお父さんといっしょに書いたような字で書いている。」

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 わが家には酒飲みがひとりもいない。だから正月といっても食事はすぐに終わる。それでも数の子とか昆布巻きとか雑煮とか蒲鉾とか、正月らしいものを食べたあと、吹雪で寒いので家のなかで本を読んだり恐竜に色を塗ったりして過ごす。
 大晦日だろうが元旦だろうが同じ一日だろー、と若いときほど思っていたが、何年も繰り返しているからか、周りの雰囲気に流されるのか、区切りは意識するようになって、今年初めに聴いた音楽はおせち代わりの中華料理の仕出しを取りに出た朝にイヤフォンで聴いたデリック・メイ「ストリングス・オブ・ザ・ストリングス・オブ・ライフ」で、デトロイト・テクノは散歩とかジョギングに最適だな、と思ったりした。マッチョな欧米人はこれ聴きながらジムのルームランナーとかで何時間も走れそうだな、と思ったりした。