ずっとつづくおしゃべり。

 パソコンから2009年6月のパタゴニアン・オーケストラへのインタビュー(=飲み会)のテープ起こしが出てきた。ライブで配るフリーペーパーのためにやったもので、ボツにした部分。(わたしには)とても面白いので、ここに載せておきます。久しぶりにパタゴニのライブ観たいな。みんなとバカ話したいな。

■駄菓子屋の話

エイキチ:ふだん出てくるんめっちゃくちゃ遅いからモノ盗って帰れる。
スギー:おばあちゃんやからな。運動会の日は外の店にも行ってもいいってことになってて、昼休みとか行くわけよ。殺到するやん。そしたらおつりくれんのよ。
エイキチ:ふだん呼ばなんだら出てこんような店やからな。
スギー:小学校のときにね、開発したんよ。ポテトチップスだけ買って、その下に見えんようにガムとかいっぱい持って、「はいっ」ってポテトチップスの金だけ払ってね。
エイキチ:やったやった。(こづかいの)100円でいろいろ計算したけどどうしてもチュッパチャップスの分だけ足りなくてね、でも他も譲れなくて、チュッパチャップスだけいただいた。
ヤッティ:たいがい賞味期限切れてたな。
エイキチ:そんなん気にしてないで。
スギー:賞味期限切れてるけど消費期限切れてないつってな。

■エロ本の話

スギー:はじめてみんなで金出しあってエロ本買ったときの話。
エイキチ:「ラブパンチ」よ。忘れもしない。
スギー:ジャンケンで負けたやつが買いにいって。
エイキチ:その代わりジャンケンで買ったやつは1日100円のこづかいを出さなあかんという。
スギー:わりと平等な感じで。
エイキチ:それでクボリってヤツが負けたんよ。あいつああいうので負ける運命よな。
サカイ:それいつぐらい?
エイキチ:小学校6年。
スギー:野球終わってたから秋くらいよな。
エイキチ:ほんで、はずかしいから、オモテの表紙のままレジへ出せなくって、ウラ向けてんけど、値段書いてんのがオモテやからひっくり返されて気まずかったって。ほいで「買うてきたぞー!」って走ってきて、近くの公民館で開くんやけど、本に出てくるカタカナの意味がひとつもわからんのよ。そいで試行錯誤。憶測よ。「この絵の流れでいったらこういうことちゃうか」って。結局誰も知らんから、自分らでたぶんこうやなっていうのを、次の日学校で連呼(笑)。先生に聞かれてたら職員室に呼ばれてるわ。
スギー:しかも「庭師とお嬢様」とかっていうシチュエーションのやつとかよ、「畑を耕してやろうか」みたいなことが書いてあって(笑)。その比喩がぜんぜんわからんくてよ。
エイキチ:「水やらんのにあふれてきた」とか(笑)。
サカイ:よく憶えてるな。
スギー&エイキチ:憶えてる憶えてる。
スギー:あと運動会行った奥さんがゆでたまご入れられる。そいで鉄棒で逆上がりせえっていうのが忘れられん。「ゆでたまごとか入れてなにしてんのこの人?」とか思って。
エイキチ:庭師とお嬢さんのいちばんさいごのおいやんの言葉も憶えたあるで。「花が咲くまで手入れしたる」つってあらくたいニカって笑うんよ(笑)。
スギー:ろくな話入ってないな(笑)。もうレコーダーまわしてるんやろ。