ここはウエストコースト(紀伊半島)。
われながら異常だと思うくらい空いた時間は「タマフル」を聴いてばかりいて、100円レンタルだからといって借りてきた映画も宇多丸評の影響で「サイタマノラッパー」(入江悠監督)と「わたし出すわ」(森田芳光監督」。
また7インチの画面でMP4で観る。上映時間の短いサイタマノラッパーから。
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「高校生の頃に観たらいたたまれなかったかもしれない。」とわたし。
「いや、大学生くらいでしょ。高校生だったら笑って観れるんじゃない。自分にとってはまだ先のことで、切実になるのは大学生になって、就職したりする頃でしょう。」と妻。
たしかに。でもひょっとして、今、子育てをし、仕事で四苦八苦し、日々生活をし、大好きな本を読むこともできず、書くことも滞り、「わたしはもう、何者でもなく人生を終えるのかもしれない。」と感じている今のわたしこそ、ニートラッパーのIKKUの、ラストで放つフリースタイルに打ちのめされているかもしれない……とか青臭いことも考えてしまいます。
童貞の受験生18歳じゃないんだから、好きなラジオを一日じゅう、まるでそれに生かされているみたいに聴いてるからこんなふうになるんだろうな。
何にしてもいい映画でした。想像してた以上にいなたい映画でした。停滞感。ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」が何周もまわって、日本の地方都市に辿りついた成れの果て、みたいな。でもこれが現実。とはいえなんだかファンタジーみたいでもあるな。
「わたし出すわ」はいつ観れるかわかんないけど、これも期待。ツタヤディスカスでレンタルできるようになったら「僕達急行 A列車で行こう」も観たい。息子が電車好きじゃなくならないうちに。
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あとライムスターもぽつぽつ聴き始めてみたり、日本語ラップのMIXTAPEとやらもちょっとだけダウンロードしてみたり。AKLO、LBとOTAWA。備忘録的に。