月日は百代の過客にして。
相変わらず原則、時速60キロメートル以下の自動車の運転を続けています。通勤路は対面通行のため、後続車には迷惑をかけているかも知れないが、おかしな話だ。調べていないが、そもそも法定速度には恐らく根拠などないだろう。というか、決定する上でのルールはあるだろうが、なぜその速度になるのか、明確な因果関係はないと思える。自動車というものが、この速度で走れば安全、というものでもないわけだし。
しかしそれに不満があるわけでもなくて、また捕まるのもいやだから、というわけでもなくなっていて、60キロ以下を守るということを自分で決めたから守っている。通勤路には50キロ制限の区間も多いが、それは気にしていない。
「どの書店で買っても本は同じだと思ってはいけない。」
そのことは理解しているはずだが、安易にもクリックひとつで買うこともある。矛盾している。子どもに質問されたら答えられないことがたくさんある。知り合いの知り合いには子どもが14人いるという。向こうから「取材したい。」と言ってくるそうです。おもちゃを入れているプラスチックの柔らかいバケツに息子が入っている写真が妻からメールで送られてきた。かわいかった。
法定速度を守って走っていると交通の流れを乱すためにそれは守られないことに実質なっていて、しかし時々は取り締まられることで道路の秩序が保たれている(たぶん)。取り締まられなければ皆もっと速く走るのだろうか。よくわからないけどおそらくそうかもしれない。で、そういう状況はまあそれでいいことになっていて、違反きっぷを切られたり罰金刑に処されたりすると皆悔しがるがそのでたらめな現実そのものを改めろ! という人はまずいない。
それでわたしは正しいことを正しいがゆえに主張する人を信じない。間違ったことを正しいことであるかのように主張する人も信じないが。しつこいようだがその国道では毎日まいにちたくさんの小動物が轢かれているが、誰もそのことを問題視する人はいない。死んでいる動物は役所に連絡すれば処理してくれるそうだ。「そういった悲しい動物達を、少しでも無くしていけます様に、みんなでもう一度考えてみませんか?」とある役所のウェブサイトには書いてある。「誰も」というのはうそでしたね。毎日まいにち本当にたくさんだから、毎日処理するのを仕事にしている人は大変だけど、その人たちのなかで憂いている人がいないはずはないのだった。
ドナルド・キーンが日本に永住することにしたそうです。短文以外、読んだことなかったので著作を読んでみようと思います。
百代の過客―日記にみる日本人 (上) (朝日選書 (259))
- 作者: ドナルド・キーン,金関寿夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1984/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (6件) を見る