インディアンサマー。

 は季節はずれですが、好きな言葉です。いや、響きが。「響きと怒り」。
 明日から四月。三月は異動がなかったのでまだ和歌山にいられます。とりあえずは、よかった。仕事の面で見ればよかったとだけいえるものでもないですが、しかしそれは所詮仕事の話で、仕事というのは賃金労働ですからね(まじめに働かない、という意味ではない。断じてない)。
 リアルタイムで観られなかった3月16日の天皇のビデオメッセージをネットで観て、感動した。「感動した」ってカンタンな言い方だけど、やっぱこの人は力があるなあ、と思った。わたしはウヨクでもサヨクでもないが。
 とはいえ、ガソリンをこまめに入れよう、いやいやそれはある種の買いだめではないのか、と妻と議論になったり、ニュースをいつもより観たりする以外は普通に暮らしています。スピード違反の罰金額は6万円也だった。捕まったときはショックだったけど、今はまあしょうがないかという感じ。だからというわけでもないが(いや、だからか)毎日の通勤では60キロ以下しか出さないようにしている。するとこれが車の流れからするとすごく遅いらしく、後ろが詰まっては追い越し区間になるとばんばん抜かれる(通勤道路は片側一車線)。というか、追い越し車線のところで抜いてもらうのがわりと気持ちよくなっている。
 追い越し車線があると抜いてもらうよう左側の追い越し車線に入るのだが、せっかちな人は左側に自分が入って抜いていく。
 朝聴いているInterFMの「バラカンモーニング」では各国語で震災の情報をやるコーナーがあって、よのなかにはこれを必要とする人とか、いろいろな人がよのなかにはいることを思い出す。「よのなかにはいろいろな人がいる」というのはどんなバカでも知っているはずだけど、具体的にいろいろな人がいるのだ、ということは、というか、いろいろな人の「いろいろ性」、意外にうっかり見落としてしまうものです。