Blue Monday

 週の前半の三日間の出張から帰っていらい、色々考えることもあって、できるだけネットを遠ざけて、シンプルな生活を、リアル・ライフにちゃんと目を向けるよう心がけていた(それでも少しはネットを覗いてしまう)。今読んでいる本はあまりに面白いから、読み終わるのがもったいないくて、ずっとちびちび読んでいる。「必要な情報」はほとんどなくて、ただただ面白い! こんな本を書く人が、ノーベル賞取れる世の中だったらいいのに、と本気で思う。本当に素晴らしい本(に限らず、芸術)は、受け手に、行動する(あるいはしない)勇気をもたらしてくれる(好きな言葉は「革命」「前進」!)

 週末にかけては、妻は花粉症と風邪で体調不良。金曜日の夜に、気にかかっていた友人へのメールの返事をやっと書く。ホントに遅くなってしまった。そんななか、土曜日も行事ごとで仕事。この日は、大切な友人の結婚式だったのに(@東京)! 夕方、仕事上がりで出席している友人に電話。主役である新郎も含めて、久しぶりの何人かと、談笑(?)。ヘンな言い方だけど、それぞれに、ちゃんと生きてて感心する。いいなぁ、ぼくも行きたかったなぁ。電報にも書いたけど、もう一度心のなかで、この言葉をエールとして送る(「トーマス、トーマス!」)

 夜はS氏と会談。この世に起こるありふれた奇跡について、書かれたものや演じられたもの、書いたことや演じたこと、憧れのあの人について、思いこみによって人生の軌跡が描かれること、時間が止まること、四角形を描いて帰ること、少しの沈黙を間にたくさん挟みつつ、とめどなく会話は続く。「この会話こそ、録音してもう一度聴いてみたい!」と思う(ヘンタイとか言うな!)。酒がほとんど飲めなくても、ある小説で知ったシャンディガフならいくらも飲めることを知った。

 自転車での帰り道、Sがよく言うことじゃないけど、
「今日は死ぬかもしれない。死ぬとしたら、こんな日だろう。」
と思って、車にだけは轢かれないようにと注意しつつ、松林のなかに見てはいけないものを見てしまって気が狂ってしまうのではないか、それでやっぱり死ぬのではないか、そう思い、怖くなって「頼りない天使」を(努めて陽気に)歌いながら、
「早く家にたどりつかなくちゃ。」
 そればっかり考えて帰りました。
 そしてWBCで日本が韓国を14-2で下したという出来たての新聞記事(イチローの大活躍!)を、いつものように壁に貼って読みながらシャワーを浴び、朝方、床についた。今日も生きてます(よかったよかった)。

 今日はゆっくり。昼から図書館。夜は鍋。2005〜2006年、前職を辞めて、今の仕事につく前の1年間を支えてくれた「交響詩篇エウレカセブン」(アニメ)をレンタルしてきて、3年ぶりの、今から第一話。そのタイトルが「ブルーマンデー」。主人公の名前はサーストン。冒頭でかかるスーパーカー「STORYWRITER」が少し、気恥かしい。

 ところでSONY TYPE Pを始め、ネットブックをさんざっぱら迷って、パソコンではなく、これを買うことに決めました。ぼくの使いたい用途にぴったり。
http://www.kingjim.co.jp/pomera/index.html