メモ

  • 友人や知り合いでここを読んでくれている人には言わずもがなかも知れないが、明日はドラマ「ありふれた奇跡」の第2回。ぼくは一昨年から昨年にかけていくつかあった単発のドラマでハマった遅れてきた山田太一ファンで、今回の(もしかしたら最後かも知れない)連続ドラマは、キャストの仲間由紀恵が好きではないのでそれを危惧していたのだけど、それもいらぬ心配で第1回を見てやっぱり面白くて(というか、ここで終わってもいいじゃないか、と思った)、それだけで「傑作」と決めてしまっているけれど、だからって2回目からを見なくていいという話にはならず、どんな作品も享受している間にしか存在しないのだから、とにかく明日は忘れるわけにはいかない。
  • まだいくつかiTunesに入れていないCDがあって、ちょっとずつ入れている。
  • 昨日は、「MORNING TRACKS 1」という97年頃の、キラキラして美しいトランス(ゴアトランス?)のコンピ。FLIP FLAPが歌う「虹」(電気GROOVE)目当てで買った記憶がある。レイヴには当時も今も行ったことがないけれど、こんな感じのレイヴなら行きたかった。3曲目の「Spiritual Healing」は「幻の名曲」らしい。トランスといえば、イギリスの(シューゲイザー)ギターバンド、ライドのマーク・ガードナーがボーカルを取っているトランスのレコードを好きだった記憶がある(今急に思い出したそれはMan With No Nameの「The First Day(Horizen)」という曲)。レイヴといえば、昨年の夏に主にジェームス・タレルの光の館目当てで行った越後妻有(アート・トリエンナーレの開催されている街)で、屋外の美術作品に混じって、山の中で「原始未来レイヴ」なるものを企画している男性がいて、面食らったものだった。
  • 今日は、レスザンTVというレーベルの「SANTA V.A.」なるクリスマス・アルバム。といっても、U.G.Manとか、COPASS GRINDERSとか、DMBQとか、B.T.Butchersとか、ペラッペラの録音のハードコア? パンク? ガレージ? そういう感じの、全然クリスマスらしくないもの。こういうのは、17〜19歳くらいの頃にわりと好きだった。これもその当時に買ったもの。なぜかツリーに飾るハリガネでできたサンタがおまけについている。好きだったといってもこの手の音楽は、友人の受け売りで受け身で聴いていたと思う。ハードコアは安い感じの録音の、ペラペラ、スカスカの音の方が好みだった。本当に10年ぶりくらいに聴いたが、今でも意外と好きだな、と思う。たぶんあと10年は聴かないけど。もう一枚はドアーズの「ハートに火をつけて」。
  • ぼくを教唆してくれた、今は大企業のサラリーマン兼作家になっているその友人を思い出して、ウィキペディアYouTubeで、「ブラストビート」「グラインドコア」とか検索したり、かつて聴いた(ことのある)「カーカス」とか「コラプテッド」とかの音を聴いてみた。用語については名前を知っていただけで、どういうものを言うのかよく知らなかったのだが、今も昔と同じように音楽の知識はないのであまりよくわからない。ウィキペディアからのリンクで「ブラストビート」の叩き方をレッスンしているサイトに飛んでいた。たぶん、難しいのだろう。「コラプテッド」はものすごーく遅いビートでヘヴィかつフィードバック・ノイズばりばりの音を出すバンドで、最前列で見て寝かかった記憶がある。リーダーは、「想い出波止場」のドラマーだとか。そんなのも10年ぶりに思い出す。