2008年10月12日の夕方

 3連休は結局某所でひたすら自習、という性に合わないワーカホリックぶりを発揮してしまい、合間にその某所の「パソコン体験コーナー」でネットをしたり、外周を散歩したりしていて、何度かこの日記を書こうと思って書くことも決めていたが結局書かなかった。それで今はその体験コーナーでこれを書いている。
 書こうとしたことはなぜかある意味で感傷的なことばかりで、書かれなかったそれらのことは言葉としてはこの世に存在することなく消えていった(あるいは、存在していなかったのだから消えることもない)のだが、その思いは僕の心には存在していた――ということよりも、昨日の夕方、ここの中庭のベンチに横になって見ていた街路樹と空が美しくて、秋の夕方の肌寒い外気、紅葉しかかった木々の間を飛び交う虫、距離感のわからなくなるような深い青空、時々視界に入り、その空の高さを相対的に気付かせる鳥たち――それらが視界にあり、ヘッドフォンの音楽が知らぬ間に何曲も何曲も過ぎていって、「この日のために生きていた」とか、「この日のために世界があった」とか、僕はカンタンに錯覚をしてしまう。
 で、その晩寝違えて首が痛くて、今日もまだ治っていない。