昨日と今日

 昨日はいよいよ最終回となった「おせん」を観て、その前後に先日のインタビューのテープ起こしをしていたが、その話のなかで色々なことが気になってウェブを検索してしまい、なかなか進まなかった。「おせん」の終わり方ははじめ「?」と思ったのだけど、観終わって時間が経つにつれてあれでよかっただろうと感じている。それにしても、「茄子みたいな顔っ」などと難癖をつけてよく知りもせず嫌っていた蒼井優がよくてかわいくてとてもいい。すごくいい。
 それからインタビュイーの話に出てきた「ケリー・スレーター」や「マジック・ジョンソン」をYouTubeで観て、ウィキペディアを読む。ついでに「ジャック・ジョンソン」も聴いてみる。「おせん」の主題歌でMicroの「踊れ」もYouTubeで聴く。DefTechはよく知らないし(今のところ)興味もないが、この曲は「アンセム!」と思う。音楽を熱心に漁らなくなって久しいが、それでも年に何回か「これだ!」と思う曲があって、何しろ熱心に漁っていないのでそれはだいたいテレビで流れている曲ということになるのだが、そういう受け身の聴き方でも素晴らしい音楽は入ってくるもので、またいつか受け身でなく音楽を漁るときが来ることをどこかで自分が望んでいるのだと思う。
 そうなると本を買うのを止めなければならないが、それはそれとして、今は先日買ってきた長嶋有の新刊「ぼくは落ち着きがない」を少しだけ読む。変わらぬ「長嶋節」に嬉しくなる。そして新しい「何か」の期待が膨らむ。他に、色々なアーティストの「Tide is High」を聴いたり(YouTube)、「Banana Boat Song」の歌詞を検索したり、そんなことをしていると日を越えて、インタビュイーの音楽を聴きながら眠ったのが昨日で、今日は仕事でいらいらしたりむしゃくしゃしたりしたので早く帰って来て、晩飯を前にして昨日の続きでまた「ケリー・スレーター」「踊れ」「Tide is High」「長嶋有」「Monkey Man音頭」でこの日記。音楽は、(広く)芸術は、スイッチを切り替えてくれるのがいい。インタビューはまだ完成しない。……。