2015年1月16日

 ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』は完全にハマって毎日のように観ている(現在シーズン2の7話まで)。シリーズものはずっと観ていると、高野文子の『黄色い本』じゃないけど現実に侵食してくる気がしますね。人は恐ろしい。
 保坂和志が新聞連載していた小説『朝露通信』(中央公論新社)は毎日少しずつ読んでいる。見開き2ページ(800字くらいかな)が新聞連載の1回分らしくて、各回は緩やかに繋がっていてそれぞれ独立しても読めるような感じで、それが1日2ページ、4ページとか少しずつ読んでいくのにちょうどいい。普通の人が書いたらただただだらだらと思考を垂れ流した雑文のようになるだろうが、そうならないのが小説家が小説家たる所以だろうか。

  朝露に濡れないように気をつけて生きてるような気がしています