奇想の画家、江戸のアヴァンギャルド。

 年休とって串本町へ。昨日パクられたので今日はマックス60キロのゆっくり運転(小心者ともいう)。「萬口」で昼食、鰹茶漬け。さかなクンや井川比佐志のサイン(ほかにもいろいろ)などもあってなごむ。息子は落ち着きないが店主が息子に煮物をサービスしてくれたり、お客さん(昼間からお酒に興じているおじ・おばさんたち)もやさしく「こどもは泣くのが仕事や。」と。おいしい時間をいただきました。それからごく狭い道に入り込み往生しつつ本日の目的の目的地、無量寺・応挙芦雪館へ。ここには円山応挙とその高弟・長沢芦雪がものした襖絵がじかに見られるすごいところで、和歌山に住むようになったからにはぜったいに行きたかった場所だった。なかでも有名な芦雪の龍虎図、その虎! かっこかわいい図柄はなんども印刷物で見ていたけど、実物はすごい。重要文化財だしガラス越しとかがふつうなんだろうけど、ここではじかに、ほんとうに目の前で見られるんです。32年間生きてきて、和歌山に住んでよかったなあ、心底思いましたよ。ほんとすごいぜいたく。それから近くの和菓子匠・儀平で、「ねっちょりしておいしい」(@妻)うすかわまんじゅうを買って帰りました。