「僕は、いつか何年かして思い出す日があるとしたら今日のような日なんだろうかと思いながら、」

青い空が輝く太陽と海のあいだ
“オッケーよ”なんて強がりばかりの君を見ているよ
サクソフォーンの響く教会通りの坂降りながら


美しさ;Oh Babyポケットの中で魔法をかけて
心から;Oh Baby優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっかみんな喋りあい
嫌になるほど続く教会通りの坂降りて行く


日なたで眠る猫が背中丸めて並ぶよ
“オッケーよ”なんて強がりばかりを僕も言いながら
本当は思ってる 心にいつか安らぐ時は来るか?と


美しさ;Oh Babyポケットの中で魔法をかけて
心から;Oh Baby優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっかみんな喋りあい
嫌になるほど誰かを知ることは2度ともうない気がしてる


左へカーブを曲がると光る海が見えてくる
僕は思う!この瞬間は続くと!いつまでも


南風を待ってる旅立つ日をずっと待ってる
“オッケーよ”なんて強がりばかりをみんな言いながら
本当は分かってる 2度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れてゆくと


美しさ;Oh Babyポケットの中で魔法をかけて
心から;Oh Baby優しさだけが溢れてくるね
くだらないことばっかみんな喋りあい
町を出て行く君に追いつくようにと強く手を振りながら


いつの日か;Oh Baby長い時間の記憶は消えて
優しさを;Oh Baby僕らはただ抱きしめるのか?と
高い山まであっというま吹き上がる
北風の中 僕は何度も何度も考えてみる


さよならなんて云えないよ(美しさ)/小沢健二

言葉も出ないようなとき、
自分の気持ちのすべてを語ってくれているような芸術に、
すべてを託したくなる。

そんなものを作ることができたら、
とぼくも思うけれど、
それはまた別の話で、
とにかく今は、この歌がすべてを語ってくれる。