書きあぐねている人のための先達のお手本

 昨日書きあぐねていた文章を書き始めるにあたって、まねするわけではなくて、「気分」みたいなものをチューニングするために、敬愛する先達の文章を読んでみる。
 長嶋有『泣かない女はいない』所収(しかも表紙カバーの裏!)の小品「二人のデート」。短めの文章を書くために、そのための「呼吸」の参考になれば、と思って読み返したのだが、これも音楽にまつわる話だった。短い話だけど、やっぱりいい。笑えて、そして、感じがいい。この本とか、『タンノイのエジンバラ』とか、『猛スピードで母は』(映画『サイドカーに犬』もよかった)とか、また読み返してみようかなと思う。
 そして書きあぐねていた文章も少し進む。週末までにはなんとか。そっちに力が入ったら、なんだか日記が淡白になったみたいだ。