And Your Bird Can Sing

新聞はやっぱり読んでおくもので、朝シャワーを浴びながら風呂場のカベに新聞の文化面をシャワーの水で濡らして貼り付けて読んでいたら、石原慎太郎のくだらないインタビューの下に、「佐藤泰志の作品集出版」とある。佐藤泰志という小説家のことは自分はたまたま松村雄策のエッセイ『それがどうした風が吹く』(二見書房)で知ったのだが(佐藤泰志は『きみの鳥はうたえる』という小説を書いている)、全て絶版だし、とくに再評価の声も聞こえてこないし、今の日本の小説からしたらすごく「どんより」した小説だし、実際自分もたまたま古本屋でみつけた『小さなハードルと大きなハードル』も一度読んだだけで読み返していないし、こんなものが出るとは思わなかった。『佐藤泰志作品集』(クレイン)。3300円。ちょっと高いけど、気になる。

  • この頃は見てないけど、SHARPのAQOUSの、吉永小百合が「炎の画家、ゴッホには、兄思いの弟、テオがいました」とかいうCMが好きだ。なぜかよくわからないが。

AQOUS TV CM「ゴッホ ひまわり2」編