2015年1月26日

 少し前まで字を書くのが嫌いだった息子が今は喜々として書いている。
 よその家のことは知らないが妻がいうには字を書くのも絵を描くのも息子は遅いらしい。少し前に幼稚園で園児たちの描いた絵を見たが、確かに息子のものがいちばん形になっていなくて拙いようだった。
 そういうことに一喜一憂するのもバカバカしいが、これは実際に子育てをしてみての実感だけど、その一喜一憂が面白いのだ。外食で注文を決められないなど、優柔不断な人はその悩んでいる時間が実は楽しいらしい。
 渦中にあって悩むことが面白い。でもこれは労働には適用されない、私の場合。なぜなら労働が嫌いだから。そもそも働くことを「労働」といっている人間がそれを好きなわけがない。