日曜日に、

晩飯を食べようと外に出てカバンに入っていた澁澤龍彦『高丘親王航海記』はそのとき読む気がしなかったので、本屋に寄って、たまたま見かけた「文藝」2007年夏号を買う。保坂和志×高橋源一郎の対談目当てで買って、実際晩飯を食べながら読んだのはそれだったが、それよりも特集の柳美里がよくて、柳美里は食わず嫌い(?)で読んでいなかったけれど、読んでみようと思った。読む気がしなかったものを読んでみようと思ったのは収穫だと思う。